主夫やすお のブログ

結婚して家事が楽しくなってしまった理系兼業主夫。日々思ったこと、家事の効率化やレシピなどを発信。

おすすめの本『檀流クッキング』

最近読んだオススメの本を紹介。

『檀流クッキング』檀一雄

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昭和50年に書かれた、作家の檀一雄によって書かれたレシピ本。なのだが、レシピ本というよりはおもしろ料理エッセイという感じが強い。
かなり古い本なので当時と今では食材の値段や入手しやすさ等がだいぶ変わっているので、レシピ本として使うには多少厳しいものがあるが、この本のいいところはそこではない。
一番のオススメな点は、この本が料理が大好きな著者によって、その面白さが伝わってくるように書かれている点。調味料の細かい量などは書かれず、「好きにしたら良い」「無いものは無くてすませるに限る」などと大雑把に、しかし重要な点はしっかり書かれていて、面白おかしく読みつつ、料理を作ることへのハードルを下げてくれる。
料理をするにあたって、身近に料理を楽しんでいる人がいるか否かは非常に重要だと思っている。私の母はあまり料理を楽しんでいなかったので、私はあまり料理をするのが好きになれなかったが、今は彼女(奥さん)が非常に楽しそうに料理をしているので、最近は料理に興味が湧いてきている。そういえば彼女の母親も楽しそうに料理をする人だ。


身近に料理を楽しんでいる人がいない人にとって、料理の楽しさを知るきっかけになりうる本だと思う。料理があまり好きではない人にオススメしたい一冊。

レシピ「キャベツの塩昆布ゴマあえ」

料理しないお父さんが土日に常備菜を作るとして、このぐらいからはじめたら楽なのでは、というレシピです。塩昆布とゴマは常備しておくと何でも使えるし、実質キャベツのみの簡単レシピです。

 

材料「キャベツ半玉、塩昆布適量、ゴマ適量」

キャベツを半玉、手で食べやすい大きさにちぎります。イライラをぶつけるように荒々しくちぎってもいいし、テレビでも見ながらボケーっと作業してもいいし、指でつまんで一度にどのくらい重ねてちぎれるかを試してもいいです。童心にかえれます。もちろん包丁で切っても良いですが、大きさがまちまちで歯ごたえもまちまちの方が楽しいかと思います。神経質にならずに適当にちぎりましょう。

レンジに入れても大丈夫な器に盛って、レンジで暖めます。500Wで10分。レンジの出力によって、また、バリバリと歯ごたえが残った方がいいか、しなっとやわらかい方がいいかによって時間は調節しましょう。ラップをした方が蒸した感じになってよりやわらかくなるかもしれませんが、水っぽくなるのを避けるためにそのままにしています。

レンジに入れる前

↑レンジに入れる前

レンジに入れた後

↑レンジに入れた後

 

お好みの歯ごたえになっていたら後は塩昆布とゴマを「これでもかっ!」とふりかけて混ぜます。

ゴマは多い方がいいです。いりゴマでもすりゴマでもどちらでもOK。100円ショップでも100g100円程度のものが売っています。料理にひとあじ足りないなと感じたらふりかけるのに便利です。

塩昆布は少量で買うと高いですが、アマゾンで大量に入っているやつを買うと非常に安く済みます。お弁当のご飯にゴマと一緒にふりかけても美味しいし、普段の料理でも塩気が足りない時に加えると塩気プラス旨みが加わって良い感じです。

塩昆布とゴマをあえたあと

↑出来上がりはこんな感じ。

味見しながらちょっとずつ塩昆布を加えていくといいです。ご飯のお供としてなら濃い目の味付けにするのもいいでしょう。空腹時に作ると、味見といいつつどんどん食べてしまえます。結構な量ができるので、タッパーに入れて常備菜として活用できます。冷蔵庫で1週間ぐらいは充分もちます。

以上。ゴマとかノリとか、香ばしい系のアクセント食材は常備しておくと色々と応用が利きます。

 

 

調味料について

一人暮らしで自炊する人に、必ずおすすめするのが「いい調味料を使うこと」です。値段が倍する調味料を使ったとしても、一回の料理の時に使う値段の差で言えば数円程度でしかないし、そのわりに料理の味への影響は大きいです。賞味期限などもあるので一概には言えないかもしれませんが、調味料については高くて良いものをそろえておく方が料理も美味しく楽しくなります。

一人暮らし以外でも、例えば醤油なら料理に使う普通の醤油と、ここぞというところで使ういい醤油の二種類ぐらいを用意しておくと、味の幅が広がっていいです。新しく料理のバリエーションを増やそうと思って色々なレシピを見たときに、持っていない調味料だらけだとそれらを揃えるだけで億劫になってしまいがちですが、賞味期限が長いスパイス類などは色々と常備しておくとバリエーションが広がります。

料理を食べて、何かひとあじ足りないなと感じた時に、ちょっとだけ調味料を追加しただけでグッと味が良くなると嬉しいです。それぞれの調味料の単独での味がわかってくるとそういうことができるようになる気がします。

良い調味料で、ゆとりのあるシュフ(主夫/主婦)生活を。オススメの調味料等も今後紹介していきたいです。

雑多な料理記事

半年ぐらい前のまとめ記事だけど、料理の基本的な話とかレシピとかが詰まっていて面白い。時間があったので片っ端から読んでしまった。リンク先の記事が無くなっている物もいくつかあったけど。

anond.hatelabo.jp

ちなみに、ここでの「増田」とは「はてな匿名ダイアリー」の英語名、「アノニマスダイアリー(AnonymousDiary)」の文字列の中にアノニ「マスダ」イヤリーという感じで「マスダ」が含まれている所から来ています。

 

食事について

家族の食事を作るというのは、料理をただ作るだけではなく色々な要素が絡んできます。ざっと分けただけでも

・献立を考る
・買い物
・料理を実際に作る
・後片付け
・冷蔵庫の中身の管理

ぐらいが考えられます。夫婦で上手いこと分担できるといいのですが、食事については主担当と副担当に分かれた方が上手くいくように思います。我が家では以下のように分担しています。

主担当(彼女)
献立を考えます。買い物については必要物をリストアップするのは彼女がやり、実際の買い物はどちらが行ってもかまいません。手が空いている方が行ったり二人で一緒に行ったりします。料理を実際に作るのも彼女がメインで、必要に応じて僕に指示を出して、材料を切らせたり副菜を作らせたりします。献立の立案と調理が大仕事なので大変なのは間違いないです。

副担当(僕)
献立は彼女任せで、僕が早く帰れる日は彼女に作るものを聞いておいて事前にできる下準備はしておきます。彼女が料理を作っているときには手伝える作業を手伝ったり、使い終わった調理器具を洗ったりします。料理が出来上がったときには片付けもほぼ終わっている状態を目指します。彼女には調理器具をどんどん流しに投げ込んでもらって、片づけを気にせずどんどん調理だけをしてもらいます。使い終わった食器を食器洗い機にどんどん入れていくのも僕の担当です。冷蔵庫の中のもので賞味期限が近そうなものがあれば彼女に伝えてあげます。

曜日で食事当番を決めて二人ともが献立を考えても、どちらかが別の料理で使おうとして買っていたものをもう片方が使ってしまったり、あまり上手くはいきませんでした。主担当が全体を統括し、副担当が補助する方が我々の場合は上手く行きました。

副担当の方が負担が少ないぶん、土日に時間があるときにはまとめて煮込み料理等を作り置きしておきます。カレー、牛スジ煮込み、鶏手羽元の煮込み等を多めに作って冷凍しておいて、忙しいときはそれを解凍して食べます。他にもお弁当に入れられるような作り置きの副菜もまとめて作っておいて主担当の負担を軽くします。

共働きだとあまり時間をかけて料理をしていられません。帰ってきたらご飯を炊きつつ(炊飯器の早炊きモードなら30分で炊ける)、メインの一品を作り、副菜は作り置きの中からメインに会うものを出してきて、大体30分ぐらいで食事の準備が完了できるといいかなと思います。

分担については我々の現状の分担をお伝えしましたが、きちんと話し合って生活に合った分担の仕方を模索できるといいですね。

 

手間をなるべくかけない食事で、ゆとりのあるシュフ(主夫/主婦)生活を。土日に煮込み料理を作りながら読書するの、凄く楽しい。